機構通信
2022年12月16日

令和4年10月28日、アグリスタート研修15期生の草刈研修を開催しました。
今回の研修は、農業者にとって避けては通れない雑草について学ぶことを目的に開催しました。
研修前半では、アグリスタート研修生OBを訪問し、就農以降の経験を基に、雑草管理を中心に、苦労したこと、新規就農者の心得などのアドバイスをいただきました。
後半では、農業改良普及所の普及員を講師に、農業現場での雑草対策、生理生態等を学んだ後、現地ほ場にて刈払機による草刈実習を行いました。実習では、当機構の上場地域専門員の指導の下、作業時の安全確認、体格に合わせた刈払機の装着調整、草の状態や作業の流れを踏まえた刈り払いのポイントの説明をいただきました。
説明を受けた後、セイタカアワダチソウが生い茂った畑で、実際に刈払機による草刈作業の技術競技を実施しました。
草刈研修はアグリスタート研修初期から続いており、以前は鍬鎌研修として実施していました。近年は機械の大型化や薬剤が高性能となっており、力によって草を抑えることも可能となってきていますが、雑草の生理生態や土壌を知り、それにどう向き合って対処していくかを勉強し、充実した研修となりました。