
2月2日(月)、第8期研修の開始にあたり、農業大学校にて始業式を執り行いました。
今期の研修生は9名という少人数。機構スタッフ一同、受入農家並びに関係機関の皆様との協力のもと、一人一人の農地の世話、就農準備をしっかりサポートしていく所存です。
始業式
<理事長式辞>
・今後の人生は、自分自身の手で切り開いていくしかない。それぞれが自分の意志で経営者になる道を踏み出したことを忘れないでほしい。
・今日の決意がこれからの人生の原点。一人一人が初心を胸に刻んでがんばってほしい。
・機構もスタッフ一同支援する。1年間の研修が成果をあげていくことを祈っている。
<経営支援課 西尾課長 祝辞>
・教える側、教わる側双方が理解し合うことが大事。それができれば、得るものが大きい研修となる。
・農業は人との関わりが極めて重要となる職業。集落の中で認めてもらえなければ、そこに定着することもできない。
・1年間大変なこともあると思うが、夢の実現するため奮闘努力されることを期待。
・農村の高齢化等、新規に農業を始めやすい環境があるのは事実。しかし生業として農業を実践していくのは、非常に難しいこと。
・農業を始める上でクリアしなければいけないことは、地域で認められること(農地を任せられる人材として認めてもらうこと)。そのためには、まず挨拶!
・研修を通じて営農構想を立てるために、受入農家から地域の技術・ノウハウを伝授いただくことが必要。自分から求めて学ぶこと。
・研修を通じて、人とのつながりを作ることも大切に。
各研修生からは、自己紹介とあわせて、志望動機や今後の目標等について語ってもらいました。
ウォーミングアップ研修
※全体カリキュラムはこちらです。
先輩からの講話や、上場理事長からの農業に関する基礎、健康な食生活等に関する講義をはじめ、各専任構成の皆様より、主要作物の収益性や土壌と気象環境を考慮した適地適作、土づくりと施肥の基礎、就農に向けた心構え、農薬の安全使用に関する講義を実施いただきました。
また、農家の営みを知ると題し、生橋巧氏(北栄町)、鳥飼育子氏(倉吉市)、(株)アグリラテール大黒(倉吉市)を視察訪問させていただくとともに、調理実習、手作り料理による懇親会を開催。互いの親睦も深まる研修となりました。
〇先輩からの講話(木本昌男氏(4期修了、米子市にて就農)、山上和子氏(5期修了、八頭町にて就農))
〇鳥取県の主要作物の収益性(西部農業改良普及所 伊垢離普及員)
〇農を志す者の心構え、食事と健康、農業概論(上場理事長)
〇土壌と気象環境を考慮した適地適作(鳥取農業改良普及所 片山所長)
〇土づくり・施肥の基礎(県とっとり農業戦略課 岡本専技主幹)
〇就農に向けての心構え(日野農業改良普及所 金川普及員)
〇農薬の安全使用(県とっとり農業戦略課 長谷川専技主幹)
〇農家視察(生橋巧氏、鳥飼育子氏、アグリラテール大黒 金田部長、園芸試験場)
〇調理実習