
10月10日(金)、さわやかな秋晴れの中、米子市にて毎期恒例の「草刈現地研修」を開催しました(カリキュラムはこちら)。
この日は、9月末にて研修を繰り上げ終了し独立就農した東地大さんも参加。計18名が3か月ぶりに顔を合わせました。
今回、米子に全員が集まる機会を活かし、草刈作業の前に、研修指導農家お二方の圃場訪問をさせていただきました。
お一人は、久保田幹二さんがお世話になっている矢尾順道さん。
春ねぎ40a、夏ねぎ30a、秋冬ねぎ50aと、周年で白ねぎ栽培を行う矢尾さんからは、「営農にあたって、草とどのように戦っていくかが一番重要だ」との、今回の研修に即したアドバイスをいただきました。
お二人目は、久保田和美さんの指導農家である鷲見幸治さん。
鷲見さんは、秋冬ニンジン1.2ha、春・秋冬ねぎ60a、かんしょ10a、さといも20a、ハウス野菜20aと、多彩な品目での営農を実践しておられます。
やるならプライドを持って作れ!との熱い励ましをいただきました。
西部農協遊休農地対策センターで実施した座学研修では、上場理事長からの講話があり、
・就農準備は概ね皆が順調に進んできているので、決して焦らないこと。
・現場能力として必要な事柄(農作業安全、面積の図り方(歩測)、早く正確できれいな作業のコツ(段取り、体の使い方))
など、教示を受けました。
また、西部農業改良普及所の井上副主幹より、雑草に対する具体的な対処方法(種子の密度を上げない対処の重要性など)を指導いただきました。
ここまでの指導を踏まえて、いよいよ干拓地に出向き草刈作業本番!
服装、作業の速さ、体の使い方、刈跡の状態、作業面積等を勘案し、上位3名を表彰しどら焼きメダルを授与しました。
金メダル:藤本 康央 銀メダル:小谷 空 銅メダル:森川 仁美
各研修生とも、草刈機による作業での体の使い方はまだまだです・・。草刈は農業の基本。今回の研修で指導を受けたことを頭に置きながら、効率的に作業がこなしていけるよう上達してほしいと思います。