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鳥取市河原町農事組合法人「たにひとつぎ」を訪問しました。

農家からのメッセージ 2013年11月05日
鳥取市河原町農事組合法人「たにひとつぎ」を訪問しました。

平成25年10月31日(木)河原町谷一木の「(農)たにひとつぎ」を訪問、組合長の小林伸一さんにお話を伺いました。


谷一木集落は、総戸数43戸。ほとんどが農家で、耕地面積22ha。水稲が主体で果樹園(梨)もあります。

「(農)たにひとつぎ」は、構成員35戸。理事5名と運営員7名で運営する農事組合法人で、集落内の転作大豆、

耕作出来ない方の水田で水稲の栽培と、受託作業を行っておられます。

①耕作放棄地をなくすこと。②ブロックローテーションによる大豆栽培で4割の転作を達成すること。を目的に、

任意組織の谷一木生産組合を基にして平成19年に集落営農組織として農事組合法人を設立されました。

大豆栽培は、排水不良による湿害の対策で、畝立て播種機による畝立て栽培。

水稲は、5~6月の梨袋かけ後でも晩植できるポット成苗を育苗して、専用田植機で田植えを行っておられます。

設立当時20戸が梨栽培していましたが、現在は5戸です。


機械装備は、倉庫2棟にトラクター3台、ポット苗田植機2台、畝立播種機1台、3条刈コンバイン1台、乾燥機2基、籾ずり機1基ほか。

集落の大豆栽培転作農地と、高齢化や村外者で耕作できない方の農地を借受け(大豆転作は1年更新、村外者は5年契約)して運営されており、

H25年は転作大豆5ha、水稲2haを栽培と受託作業。中山間直接支払いによる活動もされています。


「法人になって、補助金を受ける体制ができました。耕作放棄地もなくなりました。ただ、農地の管理作業を当てにされすぎてきました。

若者は20人程度いますが勤めです。退職帰農者がこの法人の後継者です。

役員報酬はなしで、作業賃金を従事分量配当しており、経営は販売売上tと補助金で収支トントンです。

退職後に、作業賃金の配当も得ながら農業する暮らしは良いなと思っています。耕作放棄地もありません。」



写真は、「(農)たにひとつぎ」の小林伸一組合長。畝立大豆栽培のほ場をバックに撮影しました。

この大豆は、佐貫生産組合に収穫作業を委託しており、11月に汎用コンバインで刈り取られます。

noukamessage02.JPG
 

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