平成29年7月25日(火)~26日(水)の両日、農業大学校においてアグリスタート研修10期生の第2回集合研修を開催しました。
初日の前半は、各研修生から、4月以降の研修状況と現時点の営農の方針、農地確保の見込み等や抱えている悩みなどを報告し、それを受けて、上場理事長より就農に向けてのアドバイスをいただきました。各研修生は、受入農家の指導を受けながら確実に成長をしており、就農に向けてしっかりと未来を見据えて研修に取り組んでいることがうかがえました。
1日目後半は、就農計画を作成するために必要な知識についての講義を受けました。具体的な「経営計画の立て方」についてはとっとり農業戦略課 澤田専技主幹を講師に経営計画の進め方、収支計画、資金繰り計画を作成する上での留意点等の講義を、「農地の貸し借り、確保の進め方」については上場理事長を講師に農地の権利移動と法的な知識、確保の進め方等の講義を受けました。また、9期生から「私の農地の確保について」ということで自らの農地の確保について発表をしていただきました。
2日目は、先日の続きで「経営計画の立て方」についての講義のほか、「農業者年金制度」について鳥取県農業会議 岡田課長補佐を講師に農業者年金の必要性や制度の仕組みについての講義を、経営支援課 三浦係長、霜田係長を講師に「スムーズに就農するための準備の進め方」、「農業青年会の活動」について説明をしていただきました。
いつもの先進農家での実践的な研修とは異なり、慣れない座学での研修でしたが、研修を終えた研修生は、これまでの研修を振り返り、そして、就農に向けた決意をさらに強くした有意義な研修となったようです。
いよいよ本格的に就農に向けた準備に突入していきます。関係機関の皆様には農地の確保、経営計画の作成への支援を賜りますよう、よろしくお願いします。