平成28年2月1日(月)、第9期研修の開催にあたり、農業大学校にて始業式を開催しました。
第9期生は4名という少人数となりましたが、機構スタッフ一同、受入農家並びに関係機関で連携をとり、しっかりサポートしていく所存です。
【始業式】
上場理事長式辞
〇 これから1年の研修はあっという間に終わってしまう。1日たりとも無駄にはできない。
〇 皆さんは事業主になることで、雇用者=労働者になることとは決定的に違うということをよく認識しておいてほしい。
〇 研修では皆さんは、機構の職員という身分であるが、事業主になるための研修を受けることとなる。機構の職員という立場であるが、研修受入先では、受入農家との関係には十分留意すること。
〇 親方を尊敬し、疑問点は素直に親方に聞くという姿勢で、自ら研修を作っていくということを心がけること。
〇 機構は、研修生皆さんの意思を尊重する。機構は道を決めつけず、判断材料と選択肢を提供するので、自ら良く考え、自分で決めることが大切。
〇 何事も、機構、親方、研修生で相談しながら成功するように一緒に研修を進めていく。納得できないこと、わからないことがあれば、相談してほしい。
<農業大学校 爲計田校長 祝辞>
〇 研修中、自ら積極的に聞くことを心がけてほしい。
〇 就農される地域の中で認められること、頑張っている姿を見てもらうこと、地域の様々な行事にも率先して参加してもらうことも大事。
〇 研修の中で目指す農業経営の姿を詰めていくことになるが、目指す姿を実現するためのその地域に合った技術を受入農家から学ぶこと。
〇 研修では様々な事を記録すること。就農して、記録を見直して初めて気が付くことがたくさんある。
〇 体力と健康管理にも十分心がけて欲しい。農大にも集合研修があるし、著名な方を講師に迎えての研修会も開催されるので、日々自ら学ぶことを心がけてほしい。
<経営支援課 西尾課長 祝辞>
〇 研修を受けたからと言って皆が成功するものではないが、研修期間中の1年間は、1日たりともおろそかにできる日は無い。
〇 農業というものは、自らの作業以外の様々なものの事情に左右される職業である。そんな荒波をひとつひとつ乗り越えていかなければならないと言う点で非常に難しくもあり、反面、面白みもある職業。
〇 独立独歩ではけっしていけず、地域の方と良好な関係を保つことに腐心しなければならない。研修で先輩の話があると思うが、沢山の方の話を謙虚に聞き、吸収してほしい。
その2へつづく。